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「戸板康二ダイジェスト」更新メモ(#057)

別サイトの「戸板康二ダイジェスト(http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/)」の付属ブログとして「戸板康二ノート」を開設しました。http://toita1214.exblog.jp




明治製菓広報誌「スヰート」(昭和4年10月5日発行)より、《三田 明治製菓売店階上 九月開店》。

慶應義塾の戦前の正門――幻の門から赤羽橋の方向へ向かうと、軒並みにして三、四軒先の左側――あの赤煉瓦の図書館の真下といった位置に、現在でも春日神社がある。あの参道と言っては大袈裟になるから小さな空間ということにしておくが、右側に階下が菓子の売場で、階上が喫茶室になっていた明治製菓の売店があった。その二階で三田文学会主催の談話会である「紅茶会」などもおこなわれていたことがあって、「三田文学」とは別の同人雑誌を出していた私も呼びかけに応じて出席したことがあるが、立地条件が悪かったため平常は閑散としていた。


【野口冨士男『感触的昭和文壇史』(文藝春秋、昭和61年7月)より】