「四季の味」を買ってウキウキ、松崎天民を借りてウキウキ。

昨夜は10時に寝て、今朝は6時に起床。思う存分寝られて満足満足、ひさしぶりのクリアーな目覚めでスッキリ。朝の喫茶店で時間までトルストイ/藤沼貴『戦争と平和』第5巻を読む。栞を抜いて読み出すと、その明晰な描写にますます目が覚める、のは、いつものこと。


昼、お弁当もソコソコに本屋へ行く。毎月7日恒例の文芸誌総チェック、もソコソコに、本日発売の「四季の味」春号をわーいと手にとって目次を確認すると、いつもまっさきにページを開く青山光二の名前が見当たらず、がっくりと肩を落とす。うなだれたまま、コーヒーショップへ移動。でもでも、買ったばかりの「四季の味」を繰って、急にホクホク。3ヶ月に一度のおたのしみの「四季の味」、まずは季刊誌ならではの季節感というものがとてもよくて、それだけで気持ちが清々なのだった。表紙のタケノコを見てフツフツと嬉しい。表紙をめくると次は「表紙のモティーフ」と題したページで、表紙の器が別の食べ物を盛ってふたたび姿をあらわす、というのが毎回のご趣向、さあ、今回はどんなかしらとめくってみると、まあ! 表紙のタケノコとおんなじ器に今度は色鮮やかなイチゴが並んでいる! いつまでもフツフツと嬉しい。ゆっくりと時間まで「四季の味」を繰る。


日没後、重たい荷物を持ってヒイヒイと京橋図書館に向かって、歩く。返却期限がとうに過ぎている本を耳をそろえてお返し申し上げてスッキリしたあと、また同じ冊数借りて、重たい荷物を持ってヒイヒイと帰宅。


家事モロモロを大急ぎで片づけ、今日は「あともう寝るだけ」という時間がたっぷり。図書館で借りた本を次々と繰って、最後は「コレクションモダン都市文化」第13巻、『グルメ案内記』(ゆまに書房、2005年)。京橋図書館で所蔵していると知って、さてどんなかしらとワクワクと借り出したのだったけど、この巻は松崎天民『東京食べある記』(誠文堂、1931年1月)と白木正光編著『大東京うまいもの食べある記』(1933年4月)をそのまま復刻し巻末に資料を付したもの、なのだった。先日ボロボロの『四十男の悩み』を手にして胸躍らせた松崎天民がふたたび! 念願の『東京食べある記』が早くも目の前に、しかも今度はピカピカの紙で読むことができるなんて! と、狂喜乱舞。ランランと繰って、つい宵っ張り。



愉しき哉、食味随筆ということで、本日は画像は、「スヰート」第十五巻第三号(明治製菓株式会社、昭和15年6月15日発行)なり。表紙は山本鼎。内容は、内田百間「蟻と砂糖」、徳川夢声「ラムネ」、邦枝完二「蜜豆の話、渥美清太郎「影勝団子の踊」、窪川稲子「お菓子の美しさ」、丸岡明「菓子について」、濱本浩「春から夏へ」などなど。戸板康二の明治製菓入社は昭和14年4月、昭和18年に廃刊になるまで内田誠宣伝部長のもとで編集に携わり、若くして多くの文人と交流する機会を得る。