福原麟太郎『イギリス文学の輪郭』と『ブロンテ全集』を繰る。

朝の喫茶店。福原麟太郎『イギリス文学の輪郭』(研究社出版、昭和29年)を読み始める。昨日読んだシェイクスピアに興奮のあまり、ちょいなと英文学のお勉強をするべく出かける前に突発的に持参したのであったが、これまたひとたび読み始めると、冒頭の概論からしてすばらしく、急に背筋がシャンとなる。外務省の研修所での講義をもとにしているのでとても読みやすく、読みやすいながらも高雅さが根底にしっかりと残っていて、こんな入門書が大好きだと思う。早く19世紀にならないかなと思いつつも、今日のところは最初の2章を読了。


日没後。マロニエ通りを歩いて、京橋図書館へゆく。『ジュリアス・シーザー』と『イギリス文学の輪郭』とで、急に世界史再勉強モードとなり、山村修『〈狐〉が選んだ入門書』(ちくま新書、2006年)で紹介されていた、エルンスト・H・ゴンブリッチ『若い読者のための世界史』(中央公論美術出版、2004年)を思い出したのであった。予約していた『ブロンテ全集』の端本、『ジェイン・エア』が入っている巻と一緒に借りる。

タリーズでコーヒーを飲んで、ひと休み。『ブロンテ全集』第2巻(みすず書房、1995年)を取り出し、シャーロット・ブロンテ/小池滋訳『ジェイン・エア』を読み始める。『ジェイン・エア』は女学生の頃に母にすすめられるがままに読み始めたものの、あんまり気に入らず、途中で読むのをやめてしまったのであった。そんなわけで『ジェイン・エア』は長年の懸案であった。シンシンと読み続ける。


帰宅後。『ジェイン・エア』を読み続け、「ヘレン・バーンズ、あなたって人は!」と涙滂沱になったところで、本を閉じる。本棚から福原麟太郎の本をあれこれ取り出しては繰り、すっかり宵っ張り。