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徳田秋声『縮図』を読み、宝塚のチケットを買い、虎ノ門へゆく。

思う存分寝て、実に爽快な寝覚めなり。今日も早々に出かけて、喫茶店で本を読むことにする。昨日持参した岩波文庫の牧野信一を本棚に戻し、突発的に同じく岩波文庫の徳田秋声『縮図』を取り出し、ふと今朝はこれを読もうと思いつく。突発的に持参して、喫茶店にたどりつき、コーヒー片手に『縮図』を読み出すと、とたんに夢中。なんてすばらしいのだろう、なにがどうと言われるとよくわからないのだけど、とにかくなんてすばらしいのだろう。うーむ、なんていうか、これは西鶴そのものだなと思う。シンシンと読み続けて、あっという間に時間になる。

夕刻、早々に外に出る。今日もずいぶん蒸し暑い。足どりかるく頭のなかはビールのことでいっぱいになりつつ、飲み会開催の虎ノ門に向かって、ズンズンと歩いてゆく。その途中、日比谷界隈にさしかかり、東京宝塚劇場の前を通りかかった。次回の宝塚公演のチケットの残席状況を映し出すスクリーンが視界に入り、宝塚のチケットというのは発売初日を過ぎても残っているものなのだろうかと興味がわいて、ふと立ち止まって、その場に立ちすくんで、画面を凝視。と、あやしい行動をとっていたところ、おっ、ところどころでチケットが残っている! と急に興奮。8月になると、いいかげん暑くて、今よりももっと疲れていそうだ。そんななか、宝塚を見に行けるとしたら、絶好の気晴らしになるに違いない。どないしよ、どないしよとしばし迷ったあと、えいっと、月組公演『暁のローマ』B席3500円のチケットを購入して、ハイになる。さらに足どりかるく、虎ノ門に向かって、ズンズンと歩いた。