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文化生活一週間 #23

今週のおぼえ帳

  • 庭園美術館から散歩、早稲田からバスにのって千駄木

土曜日の昼下がり、母と庭園美術館へ。雨が降っていなくて、嬉しい。曇り空の下、展覧会のあといい気分で、恵比寿へ向かってテクテク歩く。代官山でコーヒーを飲んで、渋谷まで歩いて、夕刻。

日曜日の昼下がり、傘をさして、演博へ。図書室で本を何冊か閲覧したあと、二階の展示室で「文芸協会」展を見る。貴重な資料を時系列に目の当たりに見られるのはそれなりにおもしろいのだけれども、かつての六代目菊五郎展や帝劇展みたいに、同時代の文学や都市などいろいろなつながりが見えてくるような展示を演博でまた見てみたいものだと思う。会場では、溝口健二の『女優須磨子の恋』のヴィデオをエンドレスで再生していた。わざわざ映画館へ見に行こうとまでは思わないので、ちょろっと見ることができて、これは収穫。島村抱月が山村聡! とよろこぶ。坪内逍遥が東野英治郎なのはちと不満なり。青山杉作のたたずまいに惚れ惚れ。などと、展覧会での一番興奮したのは実はこのヴィデオだったかも。

演劇博物館のあとは、早稲田から都バスにのって、千駄木へ。古書ほうろうにて開催の《「稲垣書店がやってきた!」トークイベント》、「中山信如の映画文献と目録談義」と題されたトークショウを聴く。聞き手は南陀楼綾繁さん。話し手も話し手、聞き手も聞き手で、ああ、おもしろかった! いろいろと貴重なことをお聞きした気がする。と、気を張って聴いていたので、終わってみると、ずいぶんくたびれた。トークの合間にビールを飲むお二人がたいそううらやましく、がぜんビールを飲みたくなってしまった。ビール、ビールとイソイソと外に出る。