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思いがけなく宝塚ファミリーランドを追憶する。

パチリと目が覚めて、気持ちよく早起き。昨日とはうってかわっての晴天で、たいへん気分がよい。張り切って歩いて出かけることにする。が、紫外線が容赦なく顔面に降り注ぎ、激しく後悔。

昼、機嫌をなおして、置きっぱなしだった日傘をクルクルまわして、本屋さんへ。「波」と「一冊の本」をもらい、コーヒーショップで繰る。「一冊の本」の小倉千加子の連載に宝塚のことが書いてあって、フムフムと熟読。今はなき宝塚ファミリーランドのくだりがいたく心にしみる。先日、あらかわ遊園に出かけたとき、今では貴重な存在の古いタイプの「遊園地」というものが実にいいなあと思っていた以上に和んだばかりだったけど、宝塚ファミリーランドはすでになかったのだったと、今まで特に気にもとめていなかったことがなぜか急に胸にしみる。宝塚に親戚がいたので、ほんの幼少時代に一度だけ宝塚ファミリーランドに出かけたことがある。夏休みの絵日記を書いたのを覚えているから、小学生ではあったのかな。宝塚大劇場が休演日で母とふたりでえらくがっかりしたのを鮮やかに覚えている。あのときに宝塚を見られなかったのが今さらにように残念である。…というようなことを思っているうちに時間になる。

日没後、大急ぎで京橋図書館へゆく。加藤郁乎『坐職の読むや』(みすず書房、2006)を借りて、喫茶店で繰る。夜、酒税アップの声につられ、グラーヴの赤ワインを買う。