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脈略なく本を繰って寝る時間になる。

このところますます早起き、時間もたっぷりだし昨日みたいに天候不安定でないふつうのよい天気なのが嬉しいなあと、歩いて外出。喫茶店でのんびりする。昨夜眺め始めたら突然夢中の、暮しの手帖社発行の『ロイヤルホテルの家庭料理』の2巻目がまだ眺め足りないので、かさばるのに思わず持参してしまっていた。朝の喫茶店でのひととき、心ゆくまで眺めて満足なり。

昼、本屋さんへゆく。講談社文芸文庫の新刊、木山捷平『長春五馬路』を手に取り、蜂飼耳の解説を立ち読みする。「本の話」を持ち帰る。

夜、京橋図書館へゆく。本をわんさと借りて、家に帰って、大急ぎで家事その他を片づけて、本読み体勢をととのえる。まずは借りたばかりの本を繰る。松浦寿輝『散歩のあいまにこんなことを考えていた』を拾い読みして、池内恵『書物の運命』を繰ったあと思い立って、シモーヌ・ヴェイユ『自由と社会的抑圧』(岩波文庫)をじっくり読み直す。ここで寝床に入り、谷崎精二を繰って、正宗白鳥を読み返し、また寝床を出て書棚をあさり、脈略なく夜がどんどんふけてゆく。