三島霜川の『役者芸風記』を繰る

いつもの時間に目は覚めたものの、なかなか寝床から出ることができず、朝から難儀をする。しかし、お弁当はなんとかこしらえた。朝っぱらからブラームスのヴィオラソナタを聴いた。

昼休み、眉間にシワを寄せながら、五反田古書展の目録の最終確認。じっくりと本の選定をして、メラメラと燃える。

帰宅後、古川緑波『劇書ノート』の三島霜川著『役者芸風記』評を読んで、シンシンと感激。『劇書ノート』を繰るたびに、ひたむきに劇書を読むロッパがわたしは大好きだ! といつも大感激なのだけど、それにしても三島霜川著『役者芸風記』評のなんとすばらしいことだろうと、こうしてはいられないと、三島霜川『役者芸風記』の、ロッパが賞賛している、羽左衛門評をじっくりと読んだ。

土曜日の午後、『役者芸風記』が欲しい! の一念で奥村書店に足を踏み入れたら無事に在庫があって買うことができた。三島霜川『役者芸風記』は三宅周太郎の跋もたいへん感動的で、装丁は小村雪岱で徳田秋声が序文を書き、渥美清太郎が校閲していて、すみずみまで行き届いている。一周忌にこんな素晴らしい本を出してもらった三島霜川その人の徳を思う。これから大事に繰っていくとしよう。