双雅房の『甘味(お菓子随筆)』目次

戸板康二は慶應国文科を卒業後、久保田万太郎と「いとう句会」仲間だった内田誠が部長をつとめる明治製菓宣伝部に入社。昭和14年から18年まで「スヰート」の編集にたずさわった。そのアンソロジーだと知って、こうしてはいられないと、「スヰート」文献としての自分用メモのため、双雅房の『甘味(お菓子随筆)』の目次を作成。→ http://www.on.rim.or.jp/~kaf/carnets/books/sweet.html

『甘味』と対になる本として、双雅房からは『新装(きもの随筆)』という本が出ている。こちらは昭和13年刊で、松坂屋のPR誌「新装」のアンソロジー。2001年に月の輪書林の目録で買って以来のお気に入りの双雅房本だった。『甘味』の明治製菓に『新装』の松坂屋、いずれも大正末期から昭和初期のモダーンなPR誌のアンソロジーというわけで、背後の企業文化のようなものがたいへん興味深い。ここに連なる人たちの本を読んだり買ったりするのが、わたしの古本買いの一番のたのしみなのだなとあらためて思った。