日本橋で憩う

うっかり寝坊をしてしまい朝はバタバタ。それでもかなり無理矢理になるべくいそいで外出し喫茶店でコーヒーを飲む。いったいなにをそんなにコーヒーに固執するのか自分でも謎なのだった。日曜日に入手したばかりの、徳川夢声『問答有用』の3冊目(昭和28年刊)を繰る。獅子文六の項をさらっと読んで『娘と私』のことを思い出してしみじみしたあと、大河内伝次郎のところをじっくりと読む。同時に入手した富士正晴著『大河内伝次郎』も近々読むとしよう。たのしみ、たのしみ。

日没後、イソイソと外に出て、日本橋方面へと歩く。ふと山本山(http://www.yamamotoyama.co.jp/shops/honten/)に行ってみようと思い立った。日本橋はどこも早くにおしまいかなと半ば諦めていたのだけれども、いざたどりついてみると、山本山本店はしっかりとまだ開いていた。わーいわーいと大喜びで、長年の夢だった喫茶コーナーでひと休みすることにする。迷った末に、今回は煎茶とカステラのセット(300円也。安い!)を。長年の夢がかなってこんなに嬉しいことはないと、しみじみとカステラを味わう金曜日の夜。

お煎茶がこれまたしみじみと美味だなあとうっとりとなっていたところで、そうそう、今月はまだ「月刊日本橋(http://www.nihombashi.co.jp/)」を入手していないことが気がかりなのだった、しつこいようだけど、今面白いのは「銀座百点」ではなくて実は「日本橋」なのだ、もう品切かしら、ちょいと聞いてみましょうと店員さんにお尋ねすると、すぐに1冊手元に持って来てくださって、ジーンと感激。山本山の喫茶室でしみじみとお茶を飲みながら「日本橋」を繰る、こんなに嬉しいことはない。今後ますます日本橋を強化しようといつまでもふつふつと嬉しかった。お買い物計画はいろいろあれども、現在もっともそそられているのは、にんべんの鰹節ふりかけ!

帰宅後はミルクティを飲みつつ、神吉拓郎の『洋食セーヌ軒』をグイグイと最後の1篇まで読む。モーツァルトのピアノと木管の五重奏曲を聴きつつ、なるべく早めに就寝、のつもりが結構宵っ張りになってしまった。