月の輪書林の目録を眺める

朝起きるとズキズキと頭痛。以前の頭痛持ちが再発してしまったのか、それとも風邪かしら。と迷うまでもなく、今回の頭痛の原因は明らかに昨夜の飲酒にあるのだった。いったいなにをしているのだろう、わたしは…。朝っぱらから深く深く反省をして、気持ちは沈むし体調はかんばしくないしで小さくなって外出。喫茶店であたたかいカフェオレを飲んでぼんやり。月の輪書林の目録、去年5月発行の《「李奉昌不敬事件」予審尋問調書》を繰る。昨日、光文社文庫の《幻の探偵雑誌シリーズ》で垣間見た人名で月の輪書林の目録のとあるページを思い出し、確認のために繰ったのだけど、すぐに思い違いであったことが判明。しかし、ひさしぶりに眺めてみると、当初の目的とは全然違う箇所であらためて興奮の目白押し。あれこれと心に刻み、あれこれと思い出したりもする。とりあえず、この目録で存在を知って後日他の本屋さんで入手した『土方定一 遺稿と追想』(手に取っただけでうっとりの素敵な二分冊)、もっとじっくりと読みふけなければと思う。のみならず、部屋の本棚のさらなる発掘を進めねばならぬ、と覇気ないながらも朝の喫茶店でメラメラと決意だけはするのだった。それにしても、月の輪書林の目録はすごいなアとあらためてしみじみと圧倒される。晶文社の新刊は目下図書館に予約中で未読だけど、月の輪さんは著書よりも目録そのものの方がずっとずっと面白いんじゃないかなと思う、というか前回の著書の感触で勝手にそう予想しているのだけれども、今回の新刊はどうなるかな。まあ、実際に読んでみないとわからない。

朝はどんよりとしていたけど、昼休みに外に出てみると、太陽光線がサンサンと照りつつもひんやりとした空気が頬に気持ちよく、急にカラッと爽快。体調と気候の回復が調和していて、心持ちよく界隈を散歩。本屋さんへは行かず、時間までコーヒーショップで月の輪書林の目録を眺める。いろいろとメモする。

日没後、有楽町で所用をすませたあと銀座でお買い物。最後に教文館に寄り、「銀座百点」入手。江守徹たちが参加している巻頭の「朗読」についての座談会で、今月上旬に浅草木馬亭で聴いた加藤武の宮本武蔵の朗読のことを思い出す。南伸坊さん参加の「銀座サロン」にニヤニヤしているうちに地下鉄は最寄り駅に到着。帰宅すると、「新潮」の『名短篇』が届いていた。さっそく入手できて嬉しい。一緒に届いていた佐藤藝古堂の目録を寝床で一通り眺める。今日も11時就寝。このところ毎日眠くてたまらない。