デパートで日用品を買う

前夜の深酒もなんのその、いたってさわやかな寝覚めで爽快なり。と、機嫌よく起床したものの、カーテンを開ける前から雨音がザアザアで朝っぱらから天候の方はちっともさわやかではない。せめて音楽ぐらいはさわやかにしようと、シベリウスの交響曲第6番、ベルグルンド指揮ヘルシンキフィルのディスクを聴きながらたまっていた家事をする。身支度の時間は内田光子さんのディスクでシューマンの《クライスレリアーナ》をひさびさに流した。窓の外の曇天と実によく調和して、雨だけど気分上々、新しい傘をさして外出。

喫茶店にたどりついてほっと一息。あたたかいカフェオレを飲みながら、突発的に持参した都筑道夫の『三重露出』を読み始める。冒頭の舞台が現在地と至近距離でさっそく胸躍らし、ズンズンと読む。都筑道夫はたまに読むとそのたびに一服の清涼剤のようだ。

帰りは丸の内カフェに寄り道して、ほっと一休み。小岩井のビンの牛乳110円を飲みながら、雑誌をいくつか眺めたあと、『ピクウィック・クラブ』の続きを読む。ほっと一息ついたところで、雨が降りしきるなか、銀座へ向かう。松屋の上の方の階で日用品をあれこれ吟味してあれこれ購入、荷物がかさばってしまったので、教文館は断念する。

最寄り駅から地上に出たところで、ふと「さくらんぼの詩」のことを思い出した。森茉莉街道をゆく(http://blog.livedoor.jp/chiwami403/archives/50132994.html)を拝見して、涙が出るほど懐かしかった。まだ売っているとは嬉しいではありませんか。20年ぶりに買うとしようと、通りがかりの食料品店に踏み入れたけど、発見ならず無念なり。後日のたのしみにとっておくことにして、今日のところはあきらめる。榮太楼の「黒糖きなこ飴」もはやく入手したいものである。などと、このところ飴にとりつかれているのだった。

帰宅後は仕入れた日用品をあちこちに配置。《コシ・ファン・トゥッテ》を聴きながら、家事の続き。いつまでも窓の外は雨がザアザア。寝床では内田光子さんの続き、シューマンの《謝肉祭》を聴いた。