マールイの公演プログラムを取りに

5時半起床。朝はバタバタと忙しい。日中もバタバタと忙しい。歌舞伎座の初日、幕見席で『勧進帳』見物の計画が泡と消え、外に出る。すっかり日が暮れている。鍛冶橋通りを通って PAUL でパン・ド・セイグルを買う。378円。八重洲ブックセンターへ行くとするかなと思っていたけれども急に気が変わり、思うところあって丸ビルのコンランショップへ。コンランショップでは特になんと言うこともなく早々に外に出て、テクテクと歩く。パレスホテルと和田倉濠の夜景はいつもきれいだなあ、内堀通りに出て気象庁近くの皇居沿いの柳の下、電燈が灯っている夜道を歩くのが好きだなあとか、いつも思うことを今日も思う。

神保町に出て閉店間際の古書モールをのぞく。ふらりと手にとった『思い出の本』出版ニュース社刊に戸板康二が『歌舞伎への招待』について書いているのを発見。初めて見る文章だ。復刊を拒んだ理由について、若い頃の著書は昔のままにしておく方がよいようである、というようなことが書いている。今度図書館でコピーしよう。

帰宅すると不在票が2通も入っている。あれこれしているうちにいつのまにか11時になっていた。テクテクと郵便局へ受け取りに。戸板康二の初めての劇作のパンフレット、新演劇人クラブ・マールイの公演プログラム『マリー・アントワネット』が届いた。戸板さんの公演プログラム入手は今回が初めてで感無量。岩田豊雄や中村真一郎の文章が嬉しい。尾崎宏次の戸板さんに関する文章はいつも素敵。なかなかの充実度でいつまでもフツフツと嬉しい。戸板康二『季題体験』と河出文庫版『塗りつぶした顔』も届いた。ずっと買い損ねていた本を公演プログラムの勢いにのって注文したもの。寝床では『季題体験』を繰った。「ラジオ深夜便」で「上方芸能」編集長森西真弓さんのお話を聞くつもりがうっかり寝てしまった。