ブラームス、千葉泰樹、横浜の文学館

日曜日だけど早起き。「音楽の泉」のはじまりと同時に朝食の食卓につくべく、家事いろいろ。

《楽興の時》3曲目冒頭の旋律のあと皆川達夫さんの声が聞こえてくるといつも、本日の曲目はなにかしらと耳をそばだてる。この瞬間がたのしい。好きな曲だと今日はいい日曜日になりそうだと思う。でも先週はほとんどなじみのないオネゲルだったけど、ラ・トゥールとマックス・クリンガーでとてもよい休日だった、ですよね、id:bonborikingyo さん! で、さて今週はと、果たして、ブラームスのピアノソナタ第3番だった。演奏はジュリアス・カッチェン。ブラームスだとひときわ嬉しいので、今週はさらにごきげんとなった。ブラームスの初期ピアノ曲は冗長すぎるところ、その未完成なところにかえって心惹かれるものがあって、ブラームスは生涯のそれぞれ、どれもこれも大好き。と、偏愛しつつふだん聴く頻度はそんなには多くないのだけれども、それでも心の一番奥にべったりと貼り付いているのはブラームスなのだった。なので、偶然聴けるとひときわ嬉しい。

急に思い立って、「音楽の泉」のあとは、アラウのディスクで《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》を聴こうとディスクを取り出そうと思ったものの、アラウより先にウゴルスキのブラームスのディスクが目に止まった。このところ、とりつかれたように聴きまくっているシゲティのバッハを思い出し、ブラームスがシャコンヌを左手用のピアノ曲に編曲したものを聴くことにした。このディスクのライナーで紹介されている、ブラームスのクララ・シューマン宛の書簡(1877年6月)がわたしは大好きで、以前も何度か抜き書きしたことがあったけれども、よい機会なので、ここに抜き書き。

The Chaconne is in my opinion one of the most great wonderful and most incomprehensible pieces of music. Using the technique adapted to a small instrument, the man writes a whole world of the deepest thoughts and most powerful feelings. If I could picture myself writing, or even conceiving, such a piece, I am certain that the extreme excitement and emotional tension would have driven me mad. If one has no supremely great violinist at hand, the most exquisite of joys is probably simply to let the Chaconne ring in one's mind. But the piece certainly inspires one to occupy oneself with it somehow. ...
There is only one way in which I can secure undiluted joy from the pieces, thought on a small and only approximate scale, and that is when I play it with the left hand alone ... The same difficulty, the nature of the technique, the rendering of the arpeggios, everything conspires to make me feel - like a violinist !

左手のシャコンヌのあとは、ブゾーニ編曲のシャコンヌで始まる、プレトニョフのカーネギーホールリサイタルのディスクを聴いているところ。このプレトニョフのシャコンヌも好きだなあ。《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》は夜に聴こうと思う。



※以下はあとで書き足し(たぶん)

映画メモ:「東宝娯楽映画のエース 千葉泰樹」で見た映画

  • 千葉泰樹『続大番 風雲篇』*1(1957年・東宝)/三百人劇場《東宝娯楽映画のエース 千葉泰樹》*2

(あとで追記)

  • 千葉泰樹『弥次喜多道中記』*3(1958年・東宝)/三百人劇場《東宝娯楽映画のエース 千葉泰樹》*4

(あとで追記)

横浜の文学館見物

  • 生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫 ドラマティックヒストリー / 神奈川県立近代文学館*5
  • 大佛次郎記念館 *6 

(あとで追記)

  • 横浜の文学館みやげ
    • 『野間宏と戦後派の作家たち展』図録(神奈川県立近代文学館、2001年10月)
    • 『生誕100年記念 大佛次郎展』図録(朝日新聞社文化企画局、1997年) 

(あとで追記)